スーパー・ゼロ戦「烈風」図鑑―A7M&まぼろしの海軍戦闘機

スーパー・ゼロ戦「烈風」図鑑―A7M&まぼろしの海軍戦闘機の詳細

【三菱・堀越設計チーム】VS【グラマン艦上機設計チーム】又は【三菱・堀越設計チーム】VS【USA戦闘機メーカー】との競争として閲覧されるのが宜しいのではないでしょうか？戦後、堀越氏は「日本でロールスロイス・マーリンエンジンを国産化できたら・・・」「日本の戦中の基礎工業力では・・・」と愚痴ばかり。F6Fであれば５２型で十分戦えたはずです。F6Fを見たのですか？操縦してみたのですか？テストパイロットもこなせるクルト・タンク氏をどう思いますか？東大卒の自惚れが世界の設計者の理想を求める努力を怠った人物の１人にしか私は堀越氏を見れません。烈婦の運命の分かれ道は川西で発明した自動空戦フラップを組み込めたかどうかによるでしょう。戦後、自動可変翼を実用化したF14Aの原型です。防弾設備で加重した分、どうして軽快な運動性を損ねず実用機にできるか・・・川西『自動空戦フラップ』がその解答の１つではなかったのでは？三菱は紫電改の生産を渋った理由は堀越氏の抵抗があったと不確実ながら伝わってきています。東大卒のプライドがそんな形で現れ残念です。結論からいうと昭和２０年８月に烈婦が実用化されても、P51H、P８０A、P47N、F8F、F4U５には歯がたちません。メッサーシュミットの設計陣もプロペラ機の開発に限界を感じ、ジェット軍用機に昭和１９年より絞りました。堀越氏も限界だったと思います。しかしメッサーシュミット社のように、それに代わる新機構の軍用機開発はできない人です。烈風・・・背景に魅力ない戦闘機です。